特集

タバコ

タバコには数千の毒性物質が含まれていて、万病のもとです。

体中のガンや肺の病気になることが良く知られていると思いますが、
その他にも動脈硬化による脳梗塞・心筋梗塞や胃潰瘍、
女性では妊娠中に赤ちゃんが大きくならなかったり、早産なども引き起こします。
また、タバコの煙はいったん肺に入って、
吸い終わった後も持続的に8時間ほど吐く息にでてくるため、
直接目の前で吸っていなくても近くにいる人に受動喫煙という影響があります。
受動喫煙の影響は子供にもあり、
かぜを引きやすく治りにくくなることや、
中耳炎・肺炎・気管支喘息をおこしやすいなどのほか、
乳幼児突然死症候群という怖い病気の原因にも挙げられています。
また、親がタバコを吸う場合は子供も将来タバコを吸う人が増えるようです。

タバコが体によくないと多くの人が思っていて、
やめたいと考えている人は7割以上といわれていますが、
実際になかなかやめられないのは、
タバコに含まれるニコチンに依存性があるからです。
タバコを吸わなくなると体にいままで沢山入ってきたニコチンが減るため、
いらいらしたり頭痛がおきるなどの禁断症状が出て、
タバコを吸うとそれらの症状がなくなるため、中々やめられません。
禁煙にトライして成功するまでに、失敗する回数は平均7~8回といわれています。
禁断症状自体を、社会生活のストレスによる症状と誤解されている方が多く、
本当はニコチンが補給されて症状がとれているところを、
タバコを吸ってストレス解消になったと思ってしまうようです。
実際にはタバコによってつくられたストレスであるわけです。

禁煙をするのにはいくつかコツがありますが、
そのなかで重要なのはお薬です。
飲み薬と貼り薬があり、いずれも体にニコチンが足りていると思わせて
吸いたい気持ちを起こさなくするものです。
症状やタバコの本数などにより保険もききます。
また、家族や職場、友人等周りの方がタバコを吸う場合は
一緒に禁煙した方が禁煙の成功率は高くなります。

禁煙をご希望の方は是非いらして下さい。